ワカレノコトバ

どうも、慶應義塾大学、略して慶大こと佳大です。


僕は大学受験に向けて勉強しているのですが、いやはや困ったものでそれももうどうでもよくなってきておりましてねぇ。最近は空虚な日々を送っているのですよ。


気づけば年を明かし、共通テストまであと1週間という絶望的状況でさえも骸の如く虚無を保っておりますとも。


病みツイート病みストーリーなんかは見ていて気分の良いものではありませんがねぇ。それでも僕は胸の内を語って去ろうと思いますよ。無言でというものも後味が悪いですから。


冒頭にもある通り僕の名前は大学の名前に因んで付けられたんですよね。兄も同じく大学名が由来となっておりまして。


これはもう言うまでもなくあれです。学歴コンプの具現化です。親が学歴コンプレックスを抱えているのです。


といっても父は高校卒業後、即就職して学業とは無縁に生きているのでそこへの未練は一切無いでしょう。未練という言葉にも違和を感じる程かと思われます。つまり母の学歴コンプが凄まじいということになりますね、ええ。


僕は小学生の頃から何かと勉強させられました。「勉強しなさい」など、言葉で伝えられたことはありませんが圧は大変感じたものですよ。


Benesseの進研ゼミ、小学生の頃はチャレンジという名でしたね。それと並行して公文なんかも通わされて、中学受験でもするのかといわんばかりに勉強させられました。まあこれは中学受験経験者には失礼かと思いますが。


させられたという表現には語弊があるでしょうが、好きでやっていた訳ではないのでそう記載させてもらいます。


ただまぁそこに関しては今では何とも思っておらず、むしろ公文でもっとちゃんと英語やっておけばよかったと後悔するほどなのですが、それを強要した母には幾許かの不満がありますね。


幼稚園児だった頃、僕は気になることがあれば何でもすぐ母に質問をする癖がありました。それ故ある時、経緯は覚えていませんがこんな質問をしました。


「ママってどこ大なの?」


当時の母の渋い顔は、鮮明とは言い難いものの今でも思い出せます。


「3流大学だよ。」


問いに対する答えでした。


高校生になって自分が受験をする番となったとき、その母の言葉を思い出しました。


3流大学かぁ。成成明学獨國武日東駒専あたりかなぁ。謙遜でMARCHって可能性もあるな。その時ぼくは平気でそう思いしましたよ。


ある日母の実家に訪れました。特にやることもなかったので祖母宅の引き出しやらを無心であさっていたらとある物を見つけてしまいました。


大学の名簿です。当時はセキュリティがばがばなので全員の住所と名前と学科、クラスなどを載せている名簿がありました。


祖母には子どもが3人います。長女、長男、次男。その長女にあたる人物が僕の母です。


名簿にはとある女子大の名前が刻まれていました。先程挙げた通り、祖母の子どもで女性にあたる人物は1人。発行年を見ても母の大学入学時と一致。間違いなく母の大学です。そこで初めて母の出身大学を知りました。


いやはやどうも衝撃的でしたよ。3流大学。ほぉ。女子大、へぇ。しかもレベル低めの。あらあら。3流かぁ。


母は太田女子高校出身です。僕は中学の頃偏差値62~64程度しかありませんでした。そのため母から色々グチグチ言われたものです。ですが太女出身なので言い返すことはできませんでしたね。


それなのに、女子大、あらまあ、ほぉほぉ。僕が高校生になってからもそれはいくらか言われましたよ。


僕は悟りました。母は今まで自身の学歴コンプを僕たち兄弟に押し付けてきただけだと。子どもを使って学歴コンプを払拭しようと試みているだけだと。


まあでもこの時はそう思っただけでそれからも変わらずに過ごしてきましたよ。


まだ続きがあるんですねぇ。僕がこうして長々と綴っているわけには。


正月に母の実家に行きまして、再び母の大学の名簿を取り出してみたのですよ。あの時は大学名を知った衝撃に圧され学部まで確認しなかったので、これを機に母の学部まで調べようと思ったのです。


なかなか母の名前が見つかりません。全学年全クラスの名前が載っているためかなりの分量があるものの、母の名は見つかりませんでした。


そして大学のページが終わり、短大のページに差し掛かりました。そのまま名前を探していると、なんとまぁ驚きの結果となってしまいましたよ。


「3流大学ちゃうやないかい!」


まさかそのツッコミで留らないとは思いもしませんでしたよ。


「大卒じゃないんかい!」


危ない危ない、声に出るところだった。


僕は今まで誰にグチグチ言われてたんだろう。


小学生の頃から英才教育(笑)を受けたのは何のため?誰のため?



もう受験とか知らねぇ。


2020年はとにかく推しが増えました。その数10人以上。あはは、幸せ。推しがいるだけで幸せ。


もうなんで今こんな苦しんでるのか。もう疲れた。推しを眺めよう。苦しみから解放されよう。これぞ解脱。目指せ涅槃寂静。じゃあな苦悩。また逢う日まで